第44回国会エネルギー調査会(準備会)「原発延命策は必要か?~原発の経済性と原子力事業環境整備~」
【開催概要】
エネルギー基本計画(今年4月閣議決定)を具体化するとして、総合資源エネルギー調査会の下に、様々な小委員会やワーキンググループが設置されています。そのためエネルギー政策を巡る議論の全体像が見えにくくなっています。また、政府はなるべく早く「エネルギーミックス」をつくると言いますが、その検討の場も進め方も、各小委・WGの作業との関係もはっきりしません。果たして、原発依存度低減、再エネ推進、省エネ、温暖化対策といった重要課題に対し、統一性のある政策と資源分配が実現できるのでしょうか。何より、3.11以前の閉鎖的なエネルギー政策立案過程への逆戻りが懸念されています。
エネ調原子力小委員会などでは、原発版固定価格買取制度(差額調整契約(CfD))や廃炉に関する会計・料金制度を含め、電力自由化・競争環境下での「原子力事業環境整備」が検討中です。原発支援・優遇の拡充は必要か、原発延命・電力会社経営支援に過ぎないのではないか等、疑問は尽きません。「原発のコスト」など議論の前提から問うていきます。
◆日時 2014年11月6日(木)16:00~18:00
◆場所 衆議院第一議員会館 国際会議室
◆主催 超党派「原発ゼロの会」/国会エネ調(準備会)有識者チーム
◆出席者 国会議員(原発ゼロの会メンバーはじめ関心をお持ちの議員の皆さま)
国会エネルギー調査会(準備会)有識者チームメンバー
◆プログラム
1. 開会、趣旨説明
2. 原発再稼働問題についての原発ゼロの会役員談話(→談話本文)
3. 説明:原子力に対する支援・優遇措置、立地対策費等について
国立国会図書館 調査及び立法考査局 経済産業課
4. 説明:エネルギーミックス、原子力事業環境整備等の検討状況
資源エネルギー庁、文部科学省
5. 出席議員・有識者を交えた質疑・討議
6. 閉会
【当日配布資料(抜粋)】
原発・エネルギー政策に係る主な検討の場
論点整理参考資料(阿部知子衆議院議員提出質問主意書及び政府答弁書)
資源エネルギー庁資料
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